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「相手の立場に立つ」の本当の意味

「相手の立場に立って考えましょう」

「私の長所は、相手の立場に立って考えられることです」

 

よく使われる「相手の立場に立つ」という言葉。

しかし、「果たして自分は本当の意味で使えているだろうか?」、と考えさせられることがあった。

 

佐々木圭一さんの『伝え方が9割』という著書を読んだ時のこと。

文中に、こんなエピソードが出てくる。

 

放置自転車に悩んでいた人が、「ここに自転車を置かないでください」という貼り紙をしたが、全く効果がなかった。

ところが、貼り紙に書く言葉を変えた途端に、放置自転車をする人がいなくなった、というものだ。

その言葉とは、「自転車捨て場」。

 

人間の脳は、「快楽」を求めるよりも、「痛み」を避けることの方を、より強く求めるという。

放置自転車をする側からすれば、ここに自転車を置くことによって、自転車が捨てられてしまうのは「痛み」になる。

(少なくとも、捨てられることを自ら許容してしまうことになる)

 

「ここに自転車を置かないでください」は、視点が「自分」になってしまっている。

「相手(放置自転車をする人)」の立場に立って、「どうなると困るか(もしくは嬉しいか)?」を考える。

それが、「相手の立場に立つ」ということの、本当の意味ではないだろうか。